Noviembre 07, 2006
レイモン・サヴィニャック展
川崎市民ミュージアムでやっていた、「レイモン・サヴィニャック展」に行ってきました。
(11月5日で会期終了)
フランスのポスター作家ですが、ユーモアに溢れ色彩がきれいなポスターを多く残しています。
作家として注目されたモンサヴォン牛乳石鹸のポスターはとても有名なので見たことがある人も多いの
ではないでしょうか。
ポスター作家としてデビューしたのが40歳すぎと遅いのですが、その後は人気ポスター作家として
引っ張りだこになります。
しかし大手代理店による広告制作が時代の主流になると仕事が激減してしまいます。
それでもポスターを書き続けていた彼は70歳の時、シトロエン社の復活をかけた広告キャンペーンに
採用され大成功を収めました。
今回の展示会は、94歳で亡くなるまで現役のポスター作家として活躍した彼の本格的な展示会でした。
彼は作品を作るとき、とことんアイディアを出します。そのアイディアをじっくり練り上げて制作に入ります。
彼の作品の中心になるのは常に「人」です。
物を宣伝する広告であるポスターですが、物を通して「人」の面白みを伝えようとしています。
そうして出来た作品は、人の心に直接思いが伝わります。
そんなデザインが出来たらどんなにか素敵でしょうね。
私も励まなくてはと思いました。
投稿者 colmena : Noviembre 7, 2006 03:20 PM